2021年春バラ写真コンテスト総評
春のバラ展が、新型コロナの影響により中止になったことにより写真コンテストを行いました。昨年の秋の写真コンテストに続いて2回目ということで、たくさんの作品が出品されました。写真コンテストのため、一輪花、組花ともに評花するのに悩みました。
一輪花は、今回とくに評花するのに重要視したポイントは、見頃であること、花芯がしっかりしていることとしました。
金賞に選ばれたバラは、正面からとらえ枕、襟元がしっかりドレッシングされていることを評価いたしました。
今回のコンテストで気が付いた点がありますので、今後注意して頂きたい点があります。一つは、見頃より早い花が多く見受けられました。もう少し見頃になるまで待ってみましょう。それから、花芯を意識するあまり真上から撮影している作品が見受けられましたが品種のもつ雰囲気が表していないような気がします。やはり、花芯も大事ですがその品種のもつ特徴もとらえるようにしていただきたいと思いました。
組花の評花は、2品種以上の組み合わせの場合すべてが見頃であること。同一品種ならばそれぞれ開花までの段階がわかる組み合わせであることをポイントに評価いたしました。
それぞれ、バラには品種の特徴があり、開花までの動きがあります。組花の部門は、花芯の完成度もさることながらそんなところが大きなポイントになると思います。
盛り花作品も16点出品され今後のバラ展の参考になればと思います。
2021年6月4日 植松史郎
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